データの保護
投稿日時 2015/05/03 21:37:46ゲストさん、こんにちは
高級アプリ製作の極意 ~WPF編~のお部屋へようこそ。
このお部屋では 第15章 の「 データの保護 」についてお話したいと思います。
アプリケーションの開発が進み設定データや各種データの保存を行うようになってくると色々と気になってくることがあるかと思います。
前回のデータサイズもそうですが、
データの構造
ってあまり
外部公開すべきではないことがあります
。
特に
ノウハウが詰まったデータ構造をしていると言うのであればなおさら
です。
データサイズの記事でもデータの安全性について述べていますが今回はよりデータを保護するために暗号化を施していきます。
今回は、
TripleDES
を使った簡単な暗号化についてサンプルを紹介します。
TripeDESは安全面でいえばややSHA-2などに比べれば劣るのですが.Net Frameworkで簡単に利用できるAPIが用意されているので紹介
しています。
24bitのキーと8bitの初期ベクタの2つの情報を使用して暗号化、複合化を行います。
この2つの情報が暗号化時と複合化時に必要になります。
なので
暗号化した外部ファイルなどどこかに情報として保持しておく必要がありますのでご注意
ください。
サンプルダウンロード
サンプルイメージ画像
今回のサンプルでは
文字列を相互に暗号化・複合化するための処理
を作成しました。
単純には解読できないデータになりますので秘密の文章交換などにも利用できそうですね。
内部の処理ではバイナリデータを取り扱いしていますので、
バイナリデータとして出力したファイルを暗号化
したり、
ネットワークの通信で利用するデータを暗号化
したりするなど応用が利きますよ。
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